赤ちゃんと小児科医

かかりつけの医者

かかりつけの医者

赤ちゃんが生まれたら、まず小児科のかかりつけ医を決めましょう。生まれて間もないころから開始し、その後の乳児健診や予防接種、そして何か病気になった時も、ずっと同じ小児科医にかかることが理想です。

選ぶポイント

小児科専門医であること

クリニックの看板には、「専門医」と書いてあるわけではないので判断が難しいのですが、「内科、小児科」よりは、「小児科」のみを選んだほうが良いでしょう。
「内科、小児科」は、内科専門医が、「耳鼻科、小児科」は耳鼻科専門医が小児科の看板をあげていることが多いと思われます。これに対して、「小児科」や、「小児科、内科」など小児科を最初にあげているところは、小児科専門医のクリニックが多いと考えて間違いはないと思います。

先輩、友人の意見を聞いて参考にする

評判を鵜呑みにしないほうが良いと思いますが、一応の目安となります。

自宅からできるだけ近い場所にあること

何かあった時にすぐ行けるところにあるのがお勧めです。

自分の信頼できる医師であること

患者さんとお医者さんとの信頼関係は、一番大切なことと思います。

時間外にお子さんの具合が悪くなってしまったら

時間外にお子さんの具合が悪くなってしまったら

当直医が常時待機しているような救急病院とは違い、かかりつけのお医者さんはいつも病院にいるわけではありません。夜間や休日にお子さんの様子がおかしいと気づかれた時は、まず気を落ち着けてお子さんの様子をもう一度じっくりと観てください。当院HP「お母さんのホームケア」を参照にし、その上で「やっぱり手におえない」と思われた時は、まずかかりつけのお医者さんに電話で連絡してみてください。連絡が取れない場合は、#8000(こども電話医療相談)あるいは地域の救急センターにご連絡ください。

診察を受ける時には

診察を受ける時には

お子さんをお連れになる方は、お子さんの症状を一番よく知っている方がベストです。やむを得ずそれ以外の人(おばあさん、お父さん等)がお連れになる時は、経過を書いたメモなどをご持参いただき、できるだけ多くの情報を与えていただきますようお願いします。

医師への信頼について

医師への信頼について

医師はどんなに経験豊富でも、一回の診察でこの熱がいつまで続くのか、病気を一発で診断するなどということはなかなか難しいことです。経過を診ていく過程で診断が明らかになることも多く経験しています。お医者さんを信頼しましょう。
いくつかの病院をかわって歩くと、検査なども初めからやり直すことになり、お子さんに更なる身体的、精神的負担を強いることになってしまいます。
かかりつけの医師には、お母さんも疑問や不安を率直にぶつけてください。
それに納得できる答えが返ってくれば、"信頼できるお医者さん”と考えてよいのではないでしょうか。

病診連携システムとは

クリニックにはクリニックの病院には病院の役割があります。かかりつけ医には、いつでも気軽に相談ができ、重症な時や、入院が必要な時は、かかりつけの小児科の紹介で病院へ行くということをお勧めします。これを病診連携システムといいます。

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