低身長のご相談

低身長の相談

低身長の相談

成長を司るホルモンとして成長ホルモン、甲状腺ホルモン、性ホルモンがあります。そのほかに染色体の異常、骨・軟骨の異常、心理的な要因、また病気とは考えにくいものとして体質性低身長、家族性低身長、思春期遅発症などがあります。治療適応となる病気かどうか、まずは一度ご相談ください。

低身長の評価

身長が低いあるいは、年間の身長の伸びが少ないと思った場合は、成長曲線に年齢を合わせて身長をプロットすることが大切です。成長ホルモンの分泌が少ない場合や、年間の伸びが急に落ちた場合は甲状腺機能低下などの内分泌疾患を疑うこともあります。身長が低いと思った場合は自分のお子さんの身長を成長曲線へプロットしてみましょう。身長が-2.0SDのカーブより低い場合は低身長になります。

低身長かどうかは、SDスコアという計算式で簡単に算出することができます。

-SDスコア=(身長の実測値-平均身長) / 標準偏差

-2.0以下は低身長にあたりますが、-2.5以下になる場合は、治療も公費負担の対象となり、特に注意が必要な数値です。お子さんの身長が低いのではと心配されている方は、まずお子さんの身長のSDスコアを計算してみてください。

参考のために各年齢における平均身長、標準偏差、-2.0、-2.5SDの身長の早見表を示します。

精密検査および治療

精密検査および治療

SDスコアが、-2.0以下(特に-2.5以下)の場合、更に精密検査が必要となります。まつだ小児科クリニックでは、外来にて手根骨レントゲン、成長ホルモン分泌刺激試験、染色体検査などの特殊検査を行い、治療が必要なお子さんには成長ホルモン補充療法も行っています。

相談窓口

特殊外来の時間になるため、窓口または直接お電話にて予約をとってお越しください。その際に今までの身長のグラフなど成長の様子がわかる物と母子手帳をお持ちください。わからないことがあれば一度お電話ください。

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